ディテクティブ・スペシャルのアルミ合金フレーム仕様は“コブラ”と名付けられ、1951年に登場しました。その頃のコルト社は、アルミニウムを積極的に量産モデルに採用し始めていた時期でもあり、それらで使用されるアルミニウムはすべてアルコア社の協力のもとに、コルト社が開発した軽量で強力なアルミ合金によって作り出されていました。同時期にはグリップにも新素材へのチャレンジが行われており、木の代替材料として、初期の人工的なプラスチック素材であるベークライトを量産で採用し、それまで銃にあった“鉄と木”のイメージを覆す“アルミとプラスチック”という、まさに未来を感じさせる次世代モデルの登場でした。
当時最先端だった素材がもたらした市場へのインパクトは大きく、ディテクティブ・スペシャルの600gに比べコブラは425gと実に170gもの軽量化に成功しており、結果的に25万挺も生産され続けるヒットモデルとなりました。
今回このコブラを再現性は保ちながら、耐久性、作動性を向上させた”R-model”仕様のモデルガンとして製作。コルトメカを忠実に再現したために発生していたシリンダーロックアップ問題(トリガーの動きとシリンダーの回転とのタイミングが変化する症状)も、強固なプレス製とダイカストの2ピース構造に変更されたリバウンドレバーによって長期にわたり作動タイミングのズレを防止します。
タイプ 発火式モデルガン
全長 175mm
重量 485g
装弾数 5発
フレームタイプ コルトロングDフレーム/ラウンドバット
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